【薩摩川内市】久見崎町の鹿児島県指定文化財の踊りが踊られる場所です
「慶長の役記念碑」は、薩摩川内市久見崎町の川内川の近くにあります。
ここでは、鹿児島県指定文化財にもなっている「久見崎盆踊り(想夫恋)」が毎年8月16日に踊られています。目の部分だけ残して、頭や他の部分を全部包むかぶり物、お高祖頭巾(おこそずきん)に、男物の黒紋付、腰に脇差を刺した女性たちによっておごそかな雰囲気の中踊られる想夫恋は、盆踊りの古い形を残しているとされます。
慶長の役に島津義弘が、一万余の兵士を率いてここ、久見崎から朝鮮半島に出兵したのは、1597年のことでした。翌年には豊臣秀吉の死により全軍引き上げとなりましたが、兵士の中には戦病死した者も多く、この帰らぬ兵士たちを悼んで、久見崎の夫を亡くした女性たちの間で踊られるようになったのが想夫恋の始まりとされています。
川内川がきれいに見えます。すぐに海なので、一万余の兵が出航しやすい場所だったのかもしれませんね。
海と川が混ざっているような場所なので、川が波を打っていました。河口大橋もよく見えました。8月16日は、県の指定文化財の踊りを見に行かれてみてはいかがでしょうか?
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